新着情報

ご挨拶

抜苦山與樂寺は旧奥州街道の下野最北端にある真言密教の寺である。
開創は古く、延暦年間と伝えられている。徳一大師奥州会津巡化の途中、持仏の聖観音を祀り、開山したと伝えられている。
享保年間(1716年~1736年)に当地に疫病が流行、病に斃れる者、相次ぐ惨状となった。時の住持卓円和上は、住人を救わんと薬師瑠璃光如来を本尊に安置し、日夜、疫病退散を祈願したという。さしもの疫病も、まもなく終息。儞来、薬師瑠璃光如来は守護仏として篤い信仰を受け、本尊として祀られた。聖観音は、脇仏として観音堂に安置された。江戸時代、末寺三カ寺を擁し、繁栄したが万延元年(1860年)祝融の災禍で伽藍を消失。現在の本堂、観音堂は明治末年に晋山した弘運和尚により大正9年に再建されたものである。落慶まで数年を要し、大変苦労された建物であると伝えられている。

沿革

延暦年間(782年~806年)の開創と伝えられている。 江戸時代、奥州街道の宿場町として栄えた時期は末寺三カ寺を擁し、隆盛を極めた時期もあったようであるが伊王野正福寺の末寺であったとされる記録もある。本末を繰り返し、現在に至っている。
万延元年(1860年)の災禍で伽藍を焼失。現在の本堂、観音堂は輿樂寺第21世弘運和尚が約9年の歳月を経て大正9年に再建されたものである。
全檀家の位牌を祀っている位牌堂は昭和49年に第22世弘祥和尚によって建立されたものである。現在の庫裏、檀徒会館は、第23世弘憲和尚の時代平成22年に建立されたものである。

境内案内

境内につきまして、ご案内致します。

戦没者位牌堂

與樂寺檀信徒戦没者の全ての顔写真と全ての位牌を祀っている。三年ごとの與樂寺戦没者の慰霊祭を実施していたが戦後70年を経過して、現在は行っていない。終戦記念日に法要を実施している。

與樂寺檀信徒位牌堂

與樂寺の全檀信徒の位牌を祀っている。繰り出し位牌の中には檀信徒全ての法名が納められている。大施餓鬼会には真言行道をして慰霊している。家ごとの故人の戒名が位牌の中に納められているので家ごとの過去帳にもなっている。

與樂寺本堂正面の石段

真ん中の手すりを境に登りが54段、降りが54段、上下して百八段となっている。この石段を登り降りすることにより百八の煩悩消除を祈念することになる。

與樂寺檀信徒会館と
御朱印、納経所

與樂寺檀徒会館は、全フロアー椅子席で扉を開くと祭壇があり、葬儀もできるようになっている。御朱印、納経所が右入口に有り、受付となっている。那須33観音、関東九十一薬師霊場、八溝十宝霊会の霊場となっていてそれぞれ御朱印がある。納経も受け付けしている。

年間行事

拝観案内・アクセス

拝観案内

拝観は随時受け付けているが、寺の法要、葬儀の際は対応できないこともある。那須33観音10番札所。関東91薬師霊場の66番札所。八溝十宝霊会の札所となっており、それぞれの御朱印がある。

アクセス

交通アクセスが悪く、バスは廃線となっている。JR豊原駅から3,5Km、黒田原駅から7Km、東北新幹線新白河駅から12Kmとなっており、タクシーは黒田原駅か新白河となる。

與樂寺の場所は、国道294号線沿いとなる。
国道294号線(バイパスと旧道の間に位置する)沿いの高台に位置する。
真言宗智山派 與樂寺
〒329-3441 栃木県那須郡那須町大字寄居1083番地
TEL :0287-74-0529
FAX :0287-74-0588